司政官 全短編

司政官 全短編 (創元SF文庫)

司政官 全短編 (創元SF文庫)

地球人類が星々に進出した時代。だが、それまでの連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構は新たな制度を発足させた――それが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた植民星種族(ロボット、植物、角の生えたヒト型生命など)に単身挑む、若き司政官たちの群像。

《司政官》シリーズは、大長編『消滅の光輪』『引き潮のとき』とともに、円熟期の眉村SFを代表する、遠大な本格宇宙未来史である。

本書は、かつて『司政官』『長い暁』の2短編集に収録されていた全7作を作品内の年代順に編纂し、初の1巻本とした決定版。巻末には詳細な作品世界ガイド「司政官制度概要」(児島冬樹)を収録した。著者あとがき=眉村卓/解説=中村融

*2008年2月24日 読売新聞書評頁「本よみうり堂」のコーナー「ポケットに1冊」で、(佐)氏が紹介


感想

どんな制度もいつかは終わる。

にしても、ちょっとさびしいな。