コロロギ岳から木星トロヤへ
- 作者: 小川一水,橋本晋
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 文庫
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帯に『天冥の標』であまりに壮大な展開にいたたまれなくなった方へ、ちょっとここらで小休止。
みたいなことが書いてあり、なおかつ小川一水だったので即決。
うーむ。なんだろう。
ファーストコンタクトものだし、立派な時空脱出ものなんだけど。
話がつつむにつれて、ただよってくる腐臭…。(主に腐女子的な意味で)
いや、いいけどさ! 女性研究員がBL談義で結束するなんて素敵だと思うけどさ!
【小川一水】【時間の川をうねうねと進むのだ】【時間を超えた、文通】【攻めとか、受けとか】
増大派に告ぐ
- 作者: 小田雅久仁
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: 単行本
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自分にはあわなかった。
とてつもなく読みにくい上に、文章が冗長。
あと不幸自慢が下手。
要するに、マジョリティとマイノリティにわけて「俺って不幸だし、俺ってマイノリティやろ??」
「あいつらはマジョリティだからなwwっw」
みたいなノリ。
別に目新しい不幸自慢じゃない。
あれですよ、「自分は他の奴とは違うんです!!」って厨二病とおなじ。
しかも、主人公は、片目を隠して「見える! 見えるぞ! あいつは増大派だ!」とかやってる。
その程度の不幸自慢です。あとは適当にDVと、ホームレスの妄想足せばそれで終わり。
もっとすごい悪態小説を期待していただけにがっかり。
これでは現実となにも変わらない。
クロスファイヤ
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/09/10
- メディア: 文庫
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超能力があるからって、「ヒャッハー!! 俺最強!」とはならんということですなぁ。
要は、強烈に人と違うってことなので。
浅羽も淳子もベクトルは違えども、他人と違うってのは同じ。
そして、人と違う部分を正義のためにつかうか、自己満のために使うのかという点は違えども、結局両方とも社会から捨てられるという点も同じ。
ヒーローも殺人者も寂しい。