金曜のバカ

金曜のバカ

金曜のバカ

『金曜のバカ』
『星とミルクティー
『この町』
『僕の愉しみ 彼女のたしなみ』
『ゴンとナナ』
の5篇。


良いねぇ。

ベタな設定を、ほんのちょっとズラすだけでこんなに豊かな世界が描けるんだなぁ。


 1番好きなのは、『僕の愉しみ 彼女のたしなみ』。

 
 いやぁ、好きな人がいて、しかも相手が自分のオタク趣味を受け入れてくれるなんて、なんと幸せなことでしょう。


 
 あと、越谷オサムは(こしがや おさむ)って読みなんだなぁ。

 【越谷オサム

空色メモリ

空色メモリ

空色メモリ

 非モテ男子(デブとメガネ)しかいない文芸部に、いきなりの新入部員、しかも女性! なんかほっとけないキャラだし、なんか可愛いわっ!!


 これで、この新入部員が非モテ男子と、キャッキャウフフするだけなら、まぁ男の勝手な妄想恋愛小説なんだけども。


 
 非モテ男子にそんなキャッキャウフフはやってこない。


 非モテゆえのトンチンカンな行動で、なんだか変なことになる。


 
 かと言って、まったく夢のない話しでもなく。非モテのリアルさと、「あったら良いなぁ」が絶妙なバランスですわねー。



 結末は、人によって意見の別れるところだろうけど、まぁ、ここで切るのが正解だと思います。



 
 にしても、本当に非モテの生態は、いやんなるくらいリアルだわ。

 






 

ITが医療を変える

ITが医療を変える 現場からの課題解決への提言

ITが医療を変える 現場からの課題解決への提言

はじめに 
第1章 オープンソース、スマートデバイスによる「医“領”解放」構想 オープンソースという
概念から生まれた「医“領”解放」で日本医療の「鎖国」を開く 

第2章 脳卒中における遠隔画像診断治療補助システムi-Strokeの開発 脳卒中という病気と、
IT医療に至るまで i-Strokeの機能について i-Strokeの発売から今後の展開 
【関係者の声】アプリケーション・テクノロジー紹介 
【関係者の声】i-Strokeのユーザーによる導入効果 

第3章 超高齢社会とITの進化による新医療モデル 隠れた巨大医療リソースを活かせ 

第4章 在宅医療におけるスマートフォン、クラウドの活用 在宅医療の拡大と独自の課題
 iPhoneで在宅医療――アプリ編 iPhoneで在宅医療――クラウド編 

第5章 IT活用による仕組みづくり――地域で患者情報を「SHARE」するために
 21世紀型地域医療を支えるためのIT活用の事例とその可能性 
【関係者の声】 地域医療へのIT活用事例 

第6章 臨床教育を変える「SHARE」の仕組み 浮き彫りになった臨床教育の問題 

第7章 患者参加型医療の実現に向けたICT活用――開業医の立場から 
クリニックIT化の目的とiPadの登場 これまでのクリニックIT化の試み/

iPadの登場で、これまでの課題が解消 
iPadを用いた業務効率化、医療情報共有で患者満足度を上げる iPadを使った病診連携と患者参加型医療の実現 

第8章 医療とSNS――TwitterとFacebookを中心に 医療現場におけるSNSの活用と可能性 

第9章 医療者が開発するアプリの可能性 医療業界の仕組みを変える画期的医療アプリ
「添付文書」の開発 
【海外から】 アプリケーション・テクノロジー紹介 

第10章 医療3.0の意味と目指すもの 医療界を変える仕組みとしての「医療3.0」

 楽することで、成果をあげる。


 このスタイルは間違いなく正しい。



 ITによって情報検索や通信のコストを極端にさげることで、医療現場で大きな「めんどうごと」になっている「患者さんの情報共有」を大幅に改善する。


 SNSやインスタントメッセージで、情報を共有する手間なんてたかが知れている。

 フリック入力で、鼻ほじりながらでもできる。


 
 いちいち、口頭で説明したり、ファックスを送る必要がない。




 結果として、普段なら共有せずに終わる情報も共有でき、よりよい医療につながる。



 
 やたらと時間かければ、それで良いっていうアホな精神論はもう要らないね。
 
 情熱的な精神論は、やってる奴はいいだろうけど、それにかかわる医療者も、患者さんも疲れさせるだけだもの。



 楽して成果をあげようやぁ。




 そして、楽する「仕組み」は共有できるところも重要。

 データベースなり、アプリケーションはコピーするだけで簡単に共有できる。


 真のハッカーは、仕組みを作りだして多くの人の労力を減らす。



 「やる気!」、「情熱!」、「誠意!」とか言ってる、アホな精神論なんて、犬にでも食わせればいいと思うですー。
 
 
 
 

 
  


 


 

プログラマのための文字コード技術入門

プログラマのための文字コード技術入門 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

プログラマのための文字コード技術入門 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

■第1章 文字とコンピュータ
1.1 コンピュータで文字を扱う基本
1.2 文字を符号化するということ
1.3 文字集合と符号化文字集合
1.4 制御文字 ----文字ではない文字
1.5 文字コードはなぜ複雑になるのか
1.6 まとめ
■第2章 文字コードの変遷
2.1 最もシンプルな文字コード ----ASCII、ISO/IEC 646
2.2 文字コードの構造と拡張方法を定める ----ISO/IEC 2022
2.3 2バイト符号化文字集合の実用化 ----JIS X 0208、各種符号化方式
2.4 1バイト符号化文字集合の広がり ----ISO/IEC 8859、Latin-1
2.5 国際符号化文字集合の模索と成立 ----Unicode、ISO/IEC 10646
2.6 まとめ
■第3章 代表的な符号化文字集合
3.1 ASCIIとISO/IEC 646 ----最も基本的な1バイト文字集合
3.2 JIS X 0201 ----ラテン文字と片仮名の1バイト文字集合
3.3 JIS X 0208 ----日本の最も基本的な2バイト文字集合
3.4 JIS X 0212 ----補助漢字
3.5 JIS X 0213 ----漢字第3・第4水準への拡張
3.6 ISO/IEC 8859シリーズ ----欧米で広く使われる1バイト符号化文字集合
3.7 UnicodeとISO/IEC 10646 ----国際符号化文字集合
■第4章 代表的な文字符号化方式
4.1 JIS X 0201の符号化方式
4.2 JIS X 0208の符号化方式
4.3 Unicodeの符号化方式
■第5章 文字コードの変換と判別
5.1 コード変換とは
5.2 変換の実際 ----変換における考え方
5.3 文字コードの自動判別
5.4 まとめ
■第6章 インターネットと文字コード
6.1 電子メールと文字コード
6.2 Webと文字コード
6.3 まとめ
■第7章 プログラミング言語と文字コード
7.1 Java ----内部処理をUnicodeで行う
7.2 Ruby 1.8 ----シンプルな日本語化
7.3 Ruby 1.9 ----CSI方式で多様な文字コードを処理
7.4 まとめ
■第8章 はまりやすい落とし穴とその対処
8.1 トラブル調査の必須工具 ----16進ダンプツール
8.2 文字化け
8.3 改行コード
8.4 「全角・半角」問題
8.5 円記号問題
8.6 波ダッシュ問題
8.7 まとめ
■Appendix
A.1 ISO/IEC 2022のもう少しだけ詳しい説明
A.2 JIS X 0213の符号化方式
A.3 諸外国・地域の文字コード概説
A.4 Unicodeの諸問題
A.5 EmacsとSKKによるJIS2004の活用 ----本書執筆の舞台裏
A.6 規格の入手・閲覧方法ならびに参考文献

まぁ、文字コードなんて別に気にしなくてもコードは書けるよね。

 と思ってたけど、実はそんなことはない。



 文字コード技術の基本的なことは、まぁ、知っておいたほうが便利くらいだろうけど。


 第七章以降の記述は、まんま日常のコーディング時に使える知識。


 というか「知らないとやらかす」系。


 ここだけでも読む価値あり。

屈折愛

内容説明
目をつけた相手にどこまでもつきまとう、誹謗中傷をたれ流す、別れる前に妊娠しよう/させようとする、別れるなら死んでやる!と自虐っぷりを見せつける、別れてからはデート代や別れたせいで精神病院に入院したからと費用を請求する…。底なしの執拗さでまとわりつき、被害者の生活を破壊するストーカーの、コントロールできない異常愛。なぜそんなことを? その行動の実態は? 古典的ストーカーと、現代的ストーカーの違いとは? 現代社会論としても秀逸な1冊。

目次
第1章 ストーカーたちの心の闇―コントロールできない異常愛とは
第2章 古典的ストーカーと現代的ストーカー―標的になった有名人たち
第3章 「普通の人」がストーカーに変わるとき―想像を絶する「執拗さ」の理由
第4章 なぜ偏り歪んだ心になるのか―一見、見分けがつかない人格障害の恐怖
第5章 ストーカーをいかに見破るか―次にあなたが狙われないために
第6章 「ストーカー」現象は、このあとどうなる?―屈折愛を増長する時代の病理


 ストーカーにとっての恋愛は、なんか親の敵みたいなもんなのかねぇ。


 一人の女性にフラれたくらいで、自分が否定されたなんて普通は思わんだろうに。
 ましてや、相手につきまとうなど、よくわからない。


 そりゃ、別れた直後は、ショックなり、悲しみで一時的に変な行動をとることもあるのかもしらんけど、無言電話とか、ストーキングまではしないだろうし、
 しばらくしたら、次の恋愛に進むだろうしなぁ。


 嫌われている人にしつこくしても更に嫌われるだけじゃないか。


 もはや、愛ではなくて変容した、「なにものか」だなぁ。

ねじまき少女

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)

 内容説明・

 石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。主要SF賞を総なめにした鮮烈作。

 


 期待して読んだんだけど、途中で寝そうになった……。


 世界観は確かに面白いと思う。カロリーマンとかね。スチームレスなスチームパンクの世界観も素敵ね。

 表紙もきれいだしさ。




 でも、全く、わくわくしない。


 
 なんというか、外側だけはそれっぽいけど、中身は暗くて、なんだかなぁ…。カロリー企業とか、エコロジカルな設定も中途半端にしか使われてないし…。



 最後は「俺達の旅はこれからだぜっ!!」って、ジャンプの打ち切りマンガかよ…。
 
 
 ねじまき少女を主軸にしたエンタメにしたいのか、
 カロリー企業と、未来の地球を書いたエコ本にしたいのか。
 全くわからん。

 エンタメとエコを両立できないなら、
 エンタメやるか、偉そうにエコを語るか、どっちかにしろよと言いたい。