屈折愛
- 作者: 春日武彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/12
- メディア: 文庫
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目をつけた相手にどこまでもつきまとう、誹謗中傷をたれ流す、別れる前に妊娠しよう/させようとする、別れるなら死んでやる!と自虐っぷりを見せつける、別れてからはデート代や別れたせいで精神病院に入院したからと費用を請求する…。底なしの執拗さでまとわりつき、被害者の生活を破壊するストーカーの、コントロールできない異常愛。なぜそんなことを? その行動の実態は? 古典的ストーカーと、現代的ストーカーの違いとは? 現代社会論としても秀逸な1冊。
目次 第1章 ストーカーたちの心の闇―コントロールできない異常愛とは 第2章 古典的ストーカーと現代的ストーカー―標的になった有名人たち 第3章 「普通の人」がストーカーに変わるとき―想像を絶する「執拗さ」の理由 第4章 なぜ偏り歪んだ心になるのか―一見、見分けがつかない人格障害の恐怖 第5章 ストーカーをいかに見破るか―次にあなたが狙われないために 第6章 「ストーカー」現象は、このあとどうなる?―屈折愛を増長する時代の病理
ストーカーにとっての恋愛は、なんか親の敵みたいなもんなのかねぇ。
一人の女性にフラれたくらいで、自分が否定されたなんて普通は思わんだろうに。
ましてや、相手につきまとうなど、よくわからない。
そりゃ、別れた直後は、ショックなり、悲しみで一時的に変な行動をとることもあるのかもしらんけど、無言電話とか、ストーキングまではしないだろうし、
しばらくしたら、次の恋愛に進むだろうしなぁ。
嫌われている人にしつこくしても更に嫌われるだけじゃないか。
もはや、愛ではなくて変容した、「なにものか」だなぁ。