屈折愛

内容説明
目をつけた相手にどこまでもつきまとう、誹謗中傷をたれ流す、別れる前に妊娠しよう/させようとする、別れるなら死んでやる!と自虐っぷりを見せつける、別れてからはデート代や別れたせいで精神病院に入院したからと費用を請求する…。底なしの執拗さでまとわりつき、被害者の生活を破壊するストーカーの、コントロールできない異常愛。なぜそんなことを? その行動の実態は? 古典的ストーカーと、現代的ストーカーの違いとは? 現代社会論としても秀逸な1冊。

目次
第1章 ストーカーたちの心の闇―コントロールできない異常愛とは
第2章 古典的ストーカーと現代的ストーカー―標的になった有名人たち
第3章 「普通の人」がストーカーに変わるとき―想像を絶する「執拗さ」の理由
第4章 なぜ偏り歪んだ心になるのか―一見、見分けがつかない人格障害の恐怖
第5章 ストーカーをいかに見破るか―次にあなたが狙われないために
第6章 「ストーカー」現象は、このあとどうなる?―屈折愛を増長する時代の病理


 ストーカーにとっての恋愛は、なんか親の敵みたいなもんなのかねぇ。


 一人の女性にフラれたくらいで、自分が否定されたなんて普通は思わんだろうに。
 ましてや、相手につきまとうなど、よくわからない。


 そりゃ、別れた直後は、ショックなり、悲しみで一時的に変な行動をとることもあるのかもしらんけど、無言電話とか、ストーキングまではしないだろうし、
 しばらくしたら、次の恋愛に進むだろうしなぁ。


 嫌われている人にしつこくしても更に嫌われるだけじゃないか。


 もはや、愛ではなくて変容した、「なにものか」だなぁ。