医療経済学入門

入門 医療経済学―「いのち」と効率の両立を求めて (中公新書)

入門 医療経済学―「いのち」と効率の両立を求めて (中公新書)

医は仁術だろうか。いや、医療もお金がからむ以上はれっきとしたビジネス。金の世の中なのだ。

ただ、医学は公共財としての側面があるので、普通の経済の仕組みとはちょっと違う。

医療経済学入門用の本としてはかなり面白い。

情報社会によって、医師と患者間における情報の非対称性が減りつつあること。が指摘されていたけれど、まさしくそのとおり。
本書は2003年出版らしいけど、情報社会のスピードはマジでハンパない。

これだけ情報が増えているのに、どうして医師のクチコミサイトや病院のクチコミサイトがイマイチ人気がないのかと言った事にも言及されていて面白かった。