大原美術館展に行ってきた。

昨日、猛暑の中、大原美術館展に行って来ました。

平日の昼間にもかかわらずかなりの盛況でした。


さて、展示について。


モディリアーニは展示終了していて見れなかった。アーモンドの目、見たかったなぁ。

かわりにルノアールの泉による女が展示されていた。

なんつーか、非常にほわわんとした良い絵だった。



全体としてはカオスな展示で、それこそ名だたる巨匠からなんちゃって芸術家まで幅広い展示。

現代芸術はクソみたいな展示が多くて、ニコニコ動画の職人さん達のほうがはるかに芸術的だと感じた。

もうなんか、「ありとあらゆる技法は既に先人達がやっちゃってるし、もう俺たちとしては暴れるしかねぇぜ! 暴れてる俺ってかっこいいだろ?(ドヤァ」
って作品ばっかりだった。

中途半端なナルシシズムと、劣化コピーの嵐。ひでぇわ。


ナルシシズムも行くところまで行けば良いのに。365日内視鏡を飲んで、その写真をパネル展示するとかさ。
オエッとするのにもめげず、自分の内蔵を見て欲しい。
なんか単なる変態だな。

意味もなくたくさん検査するのもあかんし。




あと、絵画と彫刻とか、昔からある表現技法は限界なのかなとも感じた。




個人的にすごいと思ったのは熊谷守一の『陽の死んだ日』これはものすごかった。

目の前にたって足が震えた。もう少しで泣くところだった。
とにかく機会がある人は現物を見て欲しい。