紅の豚がやっぱり面白い
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2002/03/08
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ポルコはそういう豚だ。
ポルコが愛機のサボイアに乗ろうとするとこからしてカッコ悪い。
まず、よいこらっしょ立ち上がって、エンジンをかけるところから始まる。ポンコツなもんだからなかなかエンジンは言うことを聞いてくれない。
ようやくエンジンがかかったら、愛機を押し、ある程度の勢いをつけてから、やっとこさ離陸する。
それも、すぐに空高くグィーンとは飛ばない。しばらく水面を走ってから、上昇を始める。
なんで、エンジンはすでにかかってる状態にして、一気にガーッと空高く飛ばないのか。
お前はヒーローなんだから、それで良いじゃないか。
なして、あんなかっこ悪い飛び方をするんだろう。
ずーっと疑問だけど、ようやくわかった。(ような気がする)
あれは、単にリアルな演出ってわけでもなくて、ポルコとサボイアとの関係を描いた場所だったのではないだろうか。
だって、ポルコ、エンジンもすぐにかからないようなポンコツのサボイアをいじってる時、かすかに笑ってるもの。
そりゃあ、いい顔で。