蒲生邸事件
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/10/06
- メディア: 文庫
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初、宮部みゆき。
非常に読みやすくて最高。
話の内容からすれば重くなりそうなものなのに、宮部さんの文章が、平易で明朗なもんだから、スラスラ読める。
700ページもある小説とは思えないくらい、スイスイすすむ。
タイムトラベルものだけど、歴史物でもあり、推理モノでもある。しかも最期は、登場人物のほぼ全てが歴史に回帰するっていうすごい小説だ。これは。
歴史にとっちゃ、一人ひとりの人間なんてどうってことない。っていう思想もさっぱりしてて斬新。
とか、なんとか言いつつも登場人物、一人ひとりの生活を愛を持って描ききっているんだよなぁ。
宮部さん、ツンデレ?