いま集合的無意識を、

いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)

いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)

『ぼくの、マシン』
『切り落とし』
『ウィスカー』
『自・我・像』
『かくも無数の悲鳴』
『いま集合的無意識を、』

の六篇を収める短篇集。

『いま集合的無意識を、』をSFマガジン伊藤計劃追悼特集で読んだ以外はどれも初めて読むもの。



『ウィスカー』とか『自・我・像』みたいにアイデンティティが拡散するっていう話も大好きだけれど、なんといっても『ぼくの、マシン』の先見性には恐れ入る。
これが2002年の短編だとは。


パソコンが消滅した未来の話なんだけど、これあり得る。というか部分的になっている。