死体入門
- 作者: 藤井司
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/02/28
- メディア: 新書
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第1章 死体とは何か(死体は人を惹きつける 魂の重さはスプーン1杯分? ほか) 第2章 人が死ぬということ(死を見つめた『九相詩絵巻』 まず血流が止まる ほか) 第3章 ミイラに込めた願い(永久なる死体とは 日本最古のミイラ ほか) 第4章 死体をとりまく世界(死体に出会ったらどうすればよいか 死体を見ないようにする方法 ほか) 第5章 死体の利用法(死体を扱う学者とは? 死体が面白いから ほか)
法医学教室が、「講義の始まる前に一般書で良いから法医学関係の本読んどけ」
という話だったので、読んだんだけど、法医学に関する記述は少なめだった。
『ドグラ・マグラ』でお馴染みの九相詩絵巻とか、豚の死体の腐敗実験とか、死体農場とか豊富な写真で大変楽しい。
が、飲み会に向かう電車の中で読んだから、周囲の目が気になった。
家で読むべきだったな。
筆者の指摘している通り、死体をほとんど見ることのなくなった現代の日本ではどうしても死体への興味はわかなくなってしまうのかもしれない。
自分も医学教育の場以外では一回しか、ご遺体を見たことがない。
みんな死体になるのに、変な話。