なぜ宇宙人は地球に来ない?
- 作者: 松尾貴史,しりあがり寿
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/05/16
- メディア: 新書
- 購入: 9人 クリック: 192回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
カール・セーガン大先生の『人はなぜエセ科学に騙されるのか』とか、マーティン・ガードナーの『奇妙な論理』とか、ピープルズの名著『人はなぜUFOと遭遇するのか』なんかと同じ、超常現象懐疑派の本。
ユーモアのオブラートに包んで誤魔化しているけど、人の不安につけこんで甘い汁を吸うアホ共に対する怒りでいっぱい。
私個人としては、血液型占いとかそれくらいなら話のタネになるから良いと思うんだけど、それでも、震災にかこつけて名前を売ろうとするアホンダラとか、病人をだまくらかして金巻き上げる奴らは全員死んでもいいくらいには思ってる。
ただ、信仰や宗教を真っ向からバカにするものかっこいいとは思えない。
「と学会」みたいにトンデモさんを笑いに転化させるってのもいいのかもしれないけど、あれだと懐疑派VSインチキ野郎 という構造がどうしても取れないし。
クリスチャンとして信仰に生きながら、科学的な思考を貫いたカール・セーガンみたいな生き方が理想だなぁー。と。
信仰と懐疑は両立できると思うんだよなー。
上手く両立できたら良いな。まぁ、私はまだなにも信仰していないけれど。