マッチ箱の脳 使える人工知能のお話
- 作者: 森川幸人
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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最初に 1.遺伝的アルゴリズム/コンピュータの中の遺伝子、GA/マッチ箱で作るGA/ RPGのモンスターを作る/アストロノーカというゲーム 2.ニューラルネットワーク/ヒトの脳から生まれたAI/マッチ箱で作るNN/ ラブテスターを作る/がんばれ森川君2号 AI予備知識コラム・ゲーム理論/AI予備知識コラム・ボイド/AI予備知識コラム・カオス 3.AIの学習方法/AI芋虫の学習方法 4.ホップフィールド・モデル/発明者の名前が付いたAI 5.複合型AI、NN+GA/合体型AI 6.エキスパートシステム/実用に向いたAIとは 7.遺伝的プログラミング/プログラムを作るAI 8.強化学習法/自分で自分を評価するAI 9.Lシステム/作曲するAI 10. AIをとりまくもの/発展途上のAI あとがき
技術書というよりか、絵本みたいなもんだが。
遺伝的アルゴリズム、ニューラルネットワーク、ホップフィールドモデル、強化学習法、Lシステムなど、けっこう分野は幅広い。
本書を読めば、最低限のAIの知識が、おどろくほど簡単に身につくのは間違いない。
作者は『アストロノーカ』とか『頑張れ森川君2号』とか、AIを使ったゲームを作ってきたので、単なるアルゴリズムの使い方だけじゃなく、
「実際に使って、思ったよりこのアルゴリズムは使えた、こっちのアルゴリズムは使えなかった」と言った「現場の声」がのっているので、これは便利。