マッチ箱の脳 使える人工知能のお話

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話

  最初に
1.遺伝的アルゴリズム/コンピュータの中の遺伝子、GA/マッチ箱で作るGA/
RPGのモンスターを作る/アストロノーカというゲーム
2.ニューラルネットワーク/ヒトの脳から生まれたAI/マッチ箱で作るNN/
ラブテスターを作る/がんばれ森川君2号
  AI予備知識コラム・ゲーム理論/AI予備知識コラム・ボイド/AI予備知識コラム・カオス
3.AIの学習方法/AI芋虫の学習方法
4.ホップフィールド・モデル/発明者の名前が付いたAI
5.複合型AI、NN+GA/合体型AI
6.エキスパートシステム/実用に向いたAIとは
7.遺伝的プログラミング/プログラムを作るAI
8.強化学習法/自分で自分を評価するAI
9.Lシステム/作曲するAI
10. AIをとりまくもの/発展途上のAI
  あとがき


 技術書というよりか、絵本みたいなもんだが。


遺伝的アルゴリズムニューラルネットワーク、ホップフィールドモデル、強化学習法、Lシステムなど、けっこう分野は幅広い。

 本書を読めば、最低限のAIの知識が、おどろくほど簡単に身につくのは間違いない。



 作者は『アストロノーカ』とか『頑張れ森川君2号』とか、AIを使ったゲームを作ってきたので、単なるアルゴリズムの使い方だけじゃなく、

 「実際に使って、思ったよりこのアルゴリズムは使えた、こっちのアルゴリズムは使えなかった」と言った「現場の声」がのっているので、これは便利。