星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一〈上〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

星新一〈上〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

帽子
パッカードと骸骨
熔けた鉄澄んだ空
解放の時代
空白の六年間
円盤と宝石
ボッコちゃん
バイロン卿の夢
思索販売業
あのころの未来
頭の大きなロボット
カウントダウン一〇〇一編
東京に原爆を!
鍵


 星さんのショートショートには、作者個人を意識するような「におい」がほとんど存在しない。


 でもそれは、作者の個性や人生が薄いことを意味しているのではなく、非常に濃いからこそ、あえて作品にはその濃さを反映させないようにしていたんだとわかった。



 こういう人で、こういう人生を歩んできたからこそ、あの非常に透明度の高いショートショートを生み出すことができたんだなぁ。


 
ショートショートの苦悩】【タモリ】【小説の時代性】