昨日、留年仲間と飲んできた。

一人は物凄く真面目だったけど、要領が悪かったのかタイミングが悪かったのか留年してしまった人。
一年間をとても有効に使ったらしい。
留年したことは微塵も後悔していないと言っていた。
一年間、図書館で勉強を繰り返してCBTの勉強とか、先取り先取りで勉強していたという。
この一年で彼女も出来たという。

もう一人は「自分の価値がない。生きている意味が感じられない」と言っていた。
これは留年する前から漠然とあった思いらしい。
こいつとは二次会が終わった後も、夜通し喋った。
なんか、すごくネガティブな事を言っていたけれど、俺だってどうして自分が生きてるのか? なんて答えられないので何も言えないかった。
変に励ます事も出来なかった。

結局、この一年をどれだけ有効に使えるか?って事に全てはかかっているんだと思う。
今まで、一応ある程度決められたレールの上を走ってきた。
いろんな要因が絡まって、留年した。レールから外れかかった。

医学部っていう場所は特殊な場所で、留年生はかなり多いし、定年がないから一年間卒業が遅れたぐらいじゃ生涯賃金には大して影響しない。

前に電話した彼女は、「医者になったら遊べないんだから、遊ぶ一年にするといいよ!」と言っていた。たしかにそうなのかもしれない。

しかし、どうにも自罰的になってしまう。

飲み会の席で思った事。
俺は今まで、人の事をバカにしていたな。上から目線でしゃべっていたな。と思う。
二世医者の金持ちのボンボンだと思っていた人が実は二浪していたとか、物凄く勉強を頑張っていたとか。
聞いた話では、みんなテスト前になると発狂寸前まで自分を追い込んでいるらしい。
俺にはそんな元気がなかった。まぁ、失恋とか好きな人が死んだせいで心が弱っていたのかもしれないけれど、結局は自分の努力不足。


もう、人も見た目で判断してバカにするのは止めにしよう。みんな人それぞれ苦労してるんだ。どこまで俺は甘ちゃんなんだよ。
だけど、今、プライドがズタボロになってるけど、無事医者になったらまた良からぬ選民思想が頭をもたげそうな気がする。

俺はどこまでいってもクズだ。

うつについてのその後の経過。
留年してメンタルバランスがやられたけれど、眠剤飲んだりカウンセラーの先生にお世話になったり、留年者の人たちに話しを聞いた(これがでかい)おかげでかなりメンタルはマシになってきた。
今のところ、不眠と過眠が交互にある感じ。あとは、吐き気、動悸など。

いつまでも立ち止まってられないので、明後日ぐらいから日本通運でアルバイト。
学費の一部だけでも返したい。幸い、公立の医学部で良かった。税金のムダ使いとも言えるけど、少なくとも両親にあまり負担をかけないですむ。
フルタイムでバイトしてヘトヘトになれば不眠も解消するだろうし、なにより誰かに必要とされたいわ。というか何でもいいから社会参加したい。
教授には4月上旬ごろに研究室に顔出します。って言ったけど、授業始まるまでバイトに明け暮れて少しでも両親の負担を減らすのも一つの手だな。