老いへの不安
- 作者: 春日武彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/04/07
- メディア: 単行本
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序 初老期と不安; 第1章 孤独な人; 第2章 鼻白む出来事; 第3章 老いと勘違い; 第4章 孤島としての老い; 第5章 中年と老年の境目; 第6章 老いと鬱屈; 第7章 役割としての「年寄り」; 第8章 老いを受け入れる
年寄り文学ガイド。
年寄りというと、ちょっとやそっとのことでは動じず、人間としての存在の大きさを身に着けている人というイメージがある。
が、そんな年寄りはほとんどいない。
年をとって、円熟するどころか、だんだんと僻みっぽくなったり、恥を忘れたり、鈍感になるだけだったりする。
嫌だ嫌だと言っていても人は確実に年をとる。
年をとってしまった時、ひらきなおった老人礼賛でもなく、みっともないアンチエンジングでもなく、なんとかしたいなぁ。
と思った時に、またこの本を読むと思う。
【春日武彦】【年寄り】【老人文学】【タバコの箱に釘】
塩野米松 『天から石が』
高井有一 『老いの巣』