かぜの科学

かぜの科学―もっとも身近な病の生態

【目次】
序 風邪の赤裸々な真実
第1章 風邪をもとめて
第2章 風邪はどれほどうつりやすいか
第3章 黴菌
第4章 大荒れ
第5章 土壌
第6章 殺人風邪
第7章 風邪を殺すには
第8章 ひかぬが勝ち
第9章 風邪を擁護する
付録 風邪の慰みに

　体を冷やすと風邪を引くというのは今のところ根拠がない。

　マスクするよりか、よく触る、身の回りのものにアルコールでもぶっかけたほうが風邪ひかない。

　マスクは湿気を高める意味では効果がある。

　風邪に関して言えば、手洗いはあんまり効果がない。

　うがいも謎。

　風邪薬って効いても微妙だから、病院行くくらいなら、寝てたほうが良いよ。

　あと、風邪の症状は免疫応答によるものだから、風邪の時に免疫高めるのは逆効果（少なくとも症状はひどくなる）。

　風邪の原因となるウイルスは様々なのに、症状が似通ってるのも免疫の仕組みが同じだから。

　とか、そんな話。

　思ったより、意外な話は少ない。

　風邪の研究施設でロマンスがあったという記述はちょっと萌えたけど。