心の病の流行と、精神病治療薬の「真実」
- 作者: ロバート・ウィタカー,小野善郎,門脇陽子,森田由美
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 単行本
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第1部 流行病(現代の疫病 事例からの考察) 第2部 精神科治療薬の科学(流行病のルーツ 精神医学の「魔法の弾丸」 化学的アンバランスの探求) 第3部 転帰(露呈した矛盾 ベンゾジアゼピンの罠 慢性化する気分障害 双極性障害の急増 解き明かされた流行病の謎 子どもにも広がる流行病 苦しむ子どもたち) 第4部 妄想の解明(イデオロギーの台頭 語られた筋書きと、語られなかった筋書きと 利益の勘定) 第5部 解決策(改革の青写真)
読む前は、「あー、また医療不信の人がテキトーに精神医学を批判した本なのかねー」と思っていた。
でも、読んだ結果、筆者の「精神病治療薬が結果として、精神病を増やしている」という主張はあながち間違いでもないのかも?
と思うくらいにはなった。
でも、うつ病とかの治療には、薬が劇的な効果をあげているのも真実。
薬を投与する時は、リスクを考えて投与しないといけない。っていうのは、まぁわかるけど。
精神病治療薬は危ない!!
ってひたすらに叫ぶ、本書もどうかなー。と。
大体、この本が様々な論文を性格に引用しているのかも確かめてないし。
鵜呑みにするのは危険ですね。