アメリカの高校生が読んでいる 経済の教科書

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

目次

はじめに 「72のプリンシパル

第1章 家計の経済学 - どうすればお金を増やせるのか?
希少性 Scarcity - 資源は有限、人間の欲望は無限
インセンティブ Incentive - 人間の選択は損得に左右される
効率的な選択 Economic Choice - たくさんの選択肢からどれを選ぶ?
取引とお金 Trade and Money - 取引とはみんなが得をするシステム
労働 Labor - 給料は雇用主と労働者の気持ちで決まる
税金 Tax - 道路、橋、学校、公共サービスの提供に必要なお金
利息 Interest - 預金の金利はガマンに対する見返り

第2章 企業の経済学 - 経営者は利潤の最大化を目指す
起業家 Entrepreneur - より大きな報酬のために起業する
企業 Enterprise - 個人的欲望の充足 VS 利潤の獲得
企業は競争する Productivity - 競争が技術進歩と経済成長を生む
均衡価格の作り方 その1 市場価格 Market price - 買い手と売り手の間には市場がある
均衡価格の作り方 その2 消費者の気持ち Demand curve - 価格はインセンティブのシグナルを送る
均衡価格の作り方 その3 売り手の気持ち Supply curve - 価格はお互いの気持ちで決まる
賃金 Pay - 賃金は労働力の需要と供給で決まる

第3章 金融の経済学 - 銀行から上手にお金を借りる方法
家計と銀行 Savers and borrowers - あなたの信用で利息は決まる
企業と銀行 Financial intermediaries - 銀行はお金の仲介者
金利 the rate of interest - 金利は景気のブレーキとアクセル
パーソナルファイナンスで見る金利 Personal Finance - 固定金利と変動金利

第4章 政府の経済学 - 市場も政府も失敗をする
パーソナルファイナンス 国債編 Personal Finance/Government bond - 国債の利回りで景気がわかる
財政政策 Public Finance - 政府は企業の代わりに公共財を作る
経済成長と生産性の向上 Improvement of productivity - 企業は生産性の向上を目指し、政府は経済成長を目指す
市場の失敗 Market failure - 市場は不完全だった、そして政府も不完全だった

第5章 貿易の経済学 - 日本は再び鎖国できるか?
貿易 International trade - 自由貿易は世界全体の生活を豊かにする
外国為替相場 Foreign exchange market - 為替レートは通貨の需要と供給で決まる
さくいん




非常に初歩的な経済学の知識をわかりやすくまとめたもの。

が、ところどころ足りない気がする。


本書は、自己破産者が異常に多いアメリカで大銀行なんかが「お前らいい加減にせーや。経済学の最低限の知識くらい身に付けろカス」という事で高校生たちを教育するために作ったもの。


パーソナル・ファイナンスとか言って「どうやったらお金を上手に使えるか?」を教えるらしい。

が!


どう考えても、本書の内容だけじゃあ、「どうやって上手にお金を使うか?」はわからないと思う。

経済学の基本は教えてるけど、「で? 結局どうやってお金使うの?」という疑問にはほとんど答えていないのが本書だから。



経済学の入門書としては良いのかもしれないけれど、こんなんだったら自己破産者減らない気がする。